第57回 オリジナルレッスン バイオリン科  レッスンレポート


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今回、オリジナルレッスン・バイオリン科の教室にお邪魔しました。ご担当は、柴田敦子講師です。生徒さんは、レッスンに通い始めて1年半という今村礼子さん(仮名)。とてもシャイな方なので写真にお顔は出せませんが、バイオリンを構えた姿が素敵な方でした。

丁寧に指導する講師の姿、集中して練習をする生徒さん。マンツーマン、30分間の個人レッスンをご紹介します。


憧れのバイオリン。

いつか奏でてみたかった。


そんな夢を実現しましょう。



レッスンの最初、今村礼子さんはさっとバイオリンを構えました。練習を始めて1年5ヵ月という今村さん。背筋がピンと伸びた姿が素敵です。もうすっかり基本を身につけておられるのですね。

今村さんはゆっくり弾き始めました。テキストの頁は「右手弓の練習」です。「前半は良かったですが、後半ずれましたね。もう一回」と柴田講師。右手の指の動きが柔軟にできるように、講師が身振り手振りで伝えていきます。次第に生徒さんの奏でる音が軽やかになっていきました。

「リズム完璧でした。弓の使い方を替えてみます。弓にベタベタのお餅がついている感じで弾いてみましょう」

 柴田講師はていねいにイメージを伝えていきます。少し考えながら今村さんは弓を動かしていきました。

「次は、八分音符でいきましょう。ラシラシラシ・・・」

「ずいぶん良くなってきました」

「そうですか」と今村さんは嬉しそうです。




テキスト 入会の際に、講師がアドバイスをして選んでいきます。




流れるように弾きたい。

音のつながりを耳で覚えながら、

弓を返していく。


 

 テキストは、Scale音階)の頁に進みました。

 今村さんが弾いた後、柴田講師は「きれいです。右手の持ち方もいいですね」とにっこり。

「これを弾いている時、何を考えていますか?」

「音階と一緒に数をかぞえています。1234…」

「私ならば、ミソラシ ドレミファと思いながら弾きます」

 そう言って講師はお手本を弾きました。まさに、流れるような演奏です。

「これは4つのスラー。4つをまとめて考えられますか?ミソラシ ドレミファというように」

 ここでのポイントは、スラー(音を切らずに弾く)。講師は生徒さんの状態を観察し、適切なアドバイスをしていきます。

「ミソラシで一セットと考えてください。1234ではなく」

 今村さんは「はい」と、大きくうなづきました。



               メトロノームも使います

 

曲のリズムと音程が頭に入ってこない。


「手拍子でやってみよう」と講師。

ああ、分かってきた。

こうして身体が覚えていく。




「最後に曲を弾いてみましょう」

楽譜はバッハの『ガボット』です。バイオリンとピアノの美しいハーモニーが聴こえてきました。柴田講師はピアノ伴奏をつけてのレッスン。普段からこうしてアンサンブル(合奏)を楽しめるのですね。

今村さんは楽譜を指さしました。

「ここで、曲のメロディが出てこなくなります」

「楽器と弓を置いてください。手を叩いてみましょう」

まずは手拍子でリズムを取る練習です。

「ラララ シラソファシ ラソファミ・・・」

 次に、講師のピアノ伴奏と今村さんの手拍子です。さらにバイオリン演奏。繰り返すうちに、今村さんの表情が明るくなりました。

「最初より分かってきました。手拍子を練習してみます」

生徒さんが気になるポイントを押さえながら、何度も繰り返し練習をしていきます。

「いいですよ。とても上手です」

講師の言葉に、今村さんもうれしそう。「弾く楽しさ」が感じられるレッスン風景でした。







生徒さんのインタビュー


のだめカンタービレで、

バイオリンに一目ぼれ。

まずは始めてみないと。

だから、挑戦してみました。


今村 礼子さん
(仮名)  レッスン歴 1年5ヵ月





―バイオリンを習おうと思ったきっかけは何ですか?

 

のだめカンタービレ」が大好きだったので、見ているうちに、バイオリンを弾きたいと思ったのです。バイオリンは小さい楽器で、とてもかわいいと思います。弾いてみたいと思い始めて、実際、こうしてレッスンに通うまで2年かかりました。

 

―やはり「無料体験レッスン」がよい機会になりましたか?

 

木下楽器店で実施されている「無料体験レッスン」に来てみたら、ご担当が柴田先生でした。楽しくてやさしい先生だから、続けてレッスンを受けてみようと思いました。

2年の間、バイオリンを弾いてみたいと思い続けていたので、始めてみてすぐ止めることになったとしても、始めてみないことには分からない、とりあえずやってみようと思ったのです。

 

―さて、レッスンを始めて1年5ヵ月ですね。

「バイオリンのある暮らし」はいかがですか?

 

生活が変わりました。早起きになりましたね。仕事をしていますので、夜は練習できません。ですから、ちょっと朝早起きをし、練習して出かけます。

これからも自分の楽しみのために趣味として続けて、もっと弾けるようになれたらうれしいです。





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田中  敬子  フリーライター
Tanaka keiko  freelance writer

印刷物&HP企画・取材編集のオフィスケイ代表も務める。
久留米市や企業、医療法人の広報紙、会報誌、記念誌、本、HPなどを
中心に、企画・取材編集・執筆をしている。
著書「石橋正二郎物語」、編集「よかとこ久留米ものしり事典」他
(財)久留米観光コンベンション国際交流協会HP「久留米物語」随時執筆掲載中!

| オリジナルレッスン レポート | 18:50 | - | - | pookmark |
第52回 オリジナルコース バイオリン科 レッスンレポート

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今回は、木下楽器店のオリジナルコース・バイオリン科のレッスンにおじゃましました。生徒さんは、西崎裕美講師のレッスンを受け始めて1年という加島公平さん(仮名)です。お仕事の休憩時間に通い、バイオリンのレッスンを受けておられるとのこと。いわゆる「昼活」。素敵な時間の使い方ですね。さあ、バイオリンケースを持った加島さんが颯爽と登場。30分間の個人レッスンが始まりました。



 

指、弓の動かし方で変わる、

音色、テンポ、強さ…。

だから、バイオリンが好きだ。





最初は、テキストの「フルートのメロディー」。モーツアルト作曲です。西崎講師に促されて、加島さんは楽器をあごと肩ではさみ、さっと構えました。講師は、生徒さんのお顔を見ながら進めていきます。

「響きが出ないなと思った場合、いつも以上に指をはっきり動かしてみてください。今度は、8分音符を入れますよ」

「はい」

生徒さんは、テンポが速くなって少し大変そうですが、繰り返すうちに、「おお」と言いながら笑顔が。次第に、テンポ良く弾けていると実感できているからでしょう。

「8分音符が入ると、速いですね。弓の使い方が変化してきます。この曲は地味ですが、続けていくと上達できる曲です」

 加島さんは頷きながら聞き入っています。
 バイオリンを習うのは初めて、それに楽器を習うのも初めてと聞いていましたが、1年のレッスンでここまで弾けるようになるのですね。バイオリンが好きだという気持ちが伝わります。









講師の音色…。自分の音色とは違う。

うまくなりたい。





次は、テキストの「ハ長調」です。西崎講師は、ピアノを弾いてみせました。

「この前、少し練習しました。新たに出てきた指の押さえ方。まず、確認しましょう」

講師は生徒さんの弾き方をじっくり見ながら進めていきます。

「いいですよ。このドとこのド。音が違っているのが分かりますか?」

「分かりません」

「それどころではない?実は、押さえ方が違います。やや爪の幅くらい、低く取るといいです」

西崎講師は、お手本でバイオリンを弾きました。「わあ」と、加島さんの目が輝いています。いつか自分もあんな音を出せたらー。生徒さんの願いはみんな一緒です。

「指番号を覚えると余裕がでて自分の音が聴けるようになります。すると、ちょっとの音の違いが気になるでしょう?」

 加島さんはにっこり。簡単ではないことをひとつずつ乗り越えた時、そこに喜びがあるのですね。

「今の音階は、ワルツの形式の基本的な終わりのパターンですから、自由自在に弾けると、もっといいですね」








バイオリンで何をしたいのか?

基礎的な要素はおさえながら、


生徒さんの希望に添ってレッスンが進む。

これが、オリジナルレッスの醍醐味―。







最後は、「ロンドンデリーの歌」の練習です。

西崎講師は、馴染みのある有名な曲を弾きました。

「マイペースで。そうです。もう一回。少し指を上げてみて」

加島さんはゆっくり弾き、それに講師のピアノ伴奏が寄り添い、素敵なハーモニーが生まれています。

「これは歌なので、つっかえたら、そこで速さを変えてみる。自由にいいですよ」

生徒さんは笑顔だったり、首を傾げたり。その様子を見ながら、西崎講師は何度も促します。この曲を人前で弾けるようになれたらー。生徒さんの思いを受けとめて、講師はレッスンで優先する順序を決めていきます。これがオリジナルコースの特徴なのです。

「あとは慣れ。基本的な形は大丈夫です。指使いがどうというよりは頭の中のイメージ通りに作っていけば良いのです」

「はい」

加島さんは最後にまたにっこり。30分間、集中してのレッスンに手応えがあったようです。









生徒さんのインタビュー


「昼活」で、バイオリンのレッスンへ。


音色に惹かれて、通っています。


加島 公平さん(仮名) レッスン歴1年







楽器を習うのは初めてです。何故バイオリンを選んだのかといえば、やはり音色が好きだからだと思います。職場の知人がバイオリンのレッスンを受けていますので、その影響もありました。コンサートでも、バイオリンはオーケストラのリード役、一番メインで、いろんな音を出せるという点で魅力を感じています。

レッスンに通う前は不安もありましたが、いざ練習を続けていくと、とにかく弾くことで次第に楽譜も読めるようになりましたし、少しずつ上達していると実感できています。コンサートに行く度に、プロの音色の素晴らしさも分かるようになりました。となると、ますます興味が出てきて練習をしなければと。いずれ、○○○という曲を弾けるようになりました、と言えるようになりたいです。





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リフレッシュしたら、さあ、仕事へ。




田中  敬子  フリーライター

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| オリジナルレッスン レポート | 18:52 | - | - | pookmark |
第48回 オリジナルレッスン  マリンバ科 レッスンレポート

 

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 春爛漫ですね。今回は、オリジナルレッスン マリンバ科のレッスンをご紹介します。講師は、田代佳代子さんです。マリンバは叩けば音がでますので、始めやすい楽器。「マリンバの楽しさを身体で感じてほしい」と講師インタビューで話されていました。ご登場いただく生徒さんは、レッスン歴6年の塚本都美子さん。月2回、45分間の個人レッスンを受けておられます。教室のドアを開けるとマリンバの温かみのある木の音色が…。期待でわくわくします

『春が来た』を弾きたい。
ゆっくり、ゆっくり、
私の「音」を紡いでいく。



 レッスンは、リズムの練習から始まりました。連続して小刻みに演奏する「トレモロ」奏法などをじっくり練習します。
「今日は何の曲にしましょうか?」
田代講師がこう尋ねると、楽譜のファイルをめくって、塚本さんはにっこり。

「『春が来た』がいいです」

マリンバは、けん盤の並びがピアノと同じ。音板をきちんと叩けるように基本的な練習を続けていくうちに、1、2ヵ月で旋律が弾けるようになると講師は話されていました。

塚本さんはお馴染みの曲を軽やかに奏でていきます。

「もう少し音に強さがあるといいですよ」

教室にはマリンバが2台。ある程度生徒さんが弾けるようになると、講師がもう一台で伴奏をしていきます。

「タ、タタ、タ…ここは、トレモロ。ヘ長調に変わりますよ」

「こうですか?」

「そう。こうです」

そのやり取りは、まるで音の「お喋り」みたい。木の音板を叩くという演奏方法のマリンバ。マレットを使うので、指使いを気にしないでいい。老若男女を問わず、始めやすい楽器なのですね。

先生のように、マレットを自在に操りたい。
左手をもっと、こう。
ああ、うまく叩けた。





「ここで練習すればいいのです」と、講師。

だから、肩の力を抜いてレッスンに通える。




塚本さんは、音板を叩く手を休めて質問をしました。

「ここからどこへ?」

「最初に戻りますよ」

どこへ戻るか、飛ぶか。譜面には様々な記号がありますので、田代講師が丁寧に教えていきます。

「ゆっくりでいいですよ。1、2、1、2と」

「ちょっと、待ってください。ここが」

 塚本さんは気になる箇所があるようです。

「練習していないから…」

「ここで練習すればいいのですよ」と、田代講師。

生徒さんの納得がいくまで、丹念に確認しながら進むレッスン。まるで自宅で練習しているような雰囲気です。

「では、合わせてみましょうか」

講師と一緒に演奏。塚本さんは、気になっていた箇所もスムーズに弾けています。
「完璧です。春シリーズもこれで終わりですよ」

 講師の言葉に、塚本さんも満面の笑顔です。



次に挑戦する曲は、「ローレライ」…。

新たな曲と出合う喜び。心も弾む。




次の課題曲は、「ローレライ」です。譜面を見て塚本さんは、「難しそう」とぽつり。「そうでもないですよ」と、田代講師はお手本を弾いてみせました。
「ここはトレモロなしでも…。トレモロを入れるとこうなります。長い音符だけをトレモロにするのもいいですね」

講師は、いろいろな弾き方を教えていきます。自分にできる方法で演奏すれば良いのだと、生徒さんの背中を押していくのです。
 塚本さんは譜面を見ながらうなづきました。

「4段目の、ソはのばすだけでいいのですか?」

講師は、生徒さんの質問に一つひとつ答えていきます。

「では、最初のところを一緒に弾いてみましょうか」

 ゆっくり、ゆっくり…。塚本さんは流れるように演奏をしました。

「上手!初めてでこれだけ弾けるなんて、すばらしいです」

「これは簡単ですから」と、塚本さんはにっこり。

教室中がマリンバのサウンドに包まれて、生徒さんに寄り添うようなひととき。心癒されるようなレッスン風景でした。




生徒さんのインタビュー


「憧れ」のマリンバを弾くという夢を実現。

今は、私の生活の一部です。


塚本都美子さん
  レッスン歴6年




―マリンバのレッスンを受けるようになった理由は?


 マリンバは、定年退職をしたら習いたいと決めていた楽器です。癒されるような
木の温かい音色が大好き。ですから、退職金ですぐ買って、自分の部屋にどんとあります。「マリンバの部屋」と名付けていますよ。夢を実現したわけですが、計画通りにいかないのが練習です(笑)。

―とてもお上手な演奏でしたから、やはり、「マイ マリンバ」で、しっかり練習を?


 なかなか練習はしないのですよ。ここで学べばいいと思って、気軽に続けています。レッスンを受けたその時は上手に弾けるのですが…。とにかく、教室でしっかり覚えて、分からないことは、先生に何でも聞いています。先生が上手に引き出してくださるので、続けてこられたのだと思います。

―マリンバは、どういう存在ですか?


 今は、母の介護を頑張っている日々ですから、そのエネルギー源でもあります。たまに自宅に友達を呼んで聞かせることも。夫が「今日はいい音がでているね」と言ってくれると嬉しいものですよ。マリンバは、もう生活の一部です。ぜひ、多くの皆さんに、この楽しさを身体で感じてほしいですね。




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| オリジナルレッスン レポート | 14:33 | - | - | pookmark |
第47回 オリジナルレッスン三線科 レッスンレポート


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今回は、木下楽器店オリジナルレッスン「三線科」のグループレッスンをご紹介します。講師は、田中勝信さんです。木下楽器店・すわの町店の教室に伺うと、早速、三線の柔らかい音色が流れてきました。三線科は月2回のレッスン。今回ご登場いただいた生徒さんは、藤浩子さんと加藤里美さんです。共に、レッスン歴1年と9ヵ月という初心者の皆さんです。田中講師は、「習い始めて1年くらいで、いろいろな曲が弾けるようになります」と講師インタビューで話されていました。レッスンが楽しみです。



 

心癒される音色が魅力!

一緒に弾いて、

歌う楽しさを満喫しています。





レッスンが始まって10分。田中講師の歌声、演奏のリードで、次々に生徒さんも三本の弦を左手の指で押さえ、右手で弾いていきます。『娘ジントヨー』『竹富島で会いましょう』…。生徒さんの指は時々止まる事があっても、曲を上手に奏でています。

「ちょっと遅れるね」と田中講師。

「どこを弾くのか、時々分からなくなって」と藤さん。

「イントロから最初の音までつなぐように注意すれば大丈夫。次は、十九の春です」

田中講師が作成したテキスト(譜面)をさっとめくる生徒さん。三線の楽譜は独特のもの。漢字と数字だけで作られた楽譜の「工工四(くんくんしー)」です。

田中講師の素敵な歌声が響きます。

「ばっちりです。これは最初の頃から練習しているからね」

入会当初は、「涙そうそう」「花」などよく知られた曲から練習をします。それから沖縄の流行歌、沖縄民謡へと、月2回のレッスンで2曲、3曲を練習していくとのこと。だから、演奏のレパートリーが広いのですね。

田中講師はこう話します。

「多分、20曲位は弾けるんじゃない?」

生徒さんは、にっこり。

「先生のお陰です」

 とても和やかな雰囲気の練習ですね。






「勘所(かんどころ)」を正確に覚えること。

そうすれば、自信がつく。





次は、お馴染みの曲「花」と「涙そうそう」です。加藤さんは弾きながら口ずさんでいます。

『川は流れて どこどこ ゆくの〜』

弾き終わって、田中講師が言いました。

「小指を思いきり伸ばして。特に七の音が低いですね」

三線は、左手の勘所(かんどころ・押さえる場所)によって、音が高くなったり低くなったりする楽器です。最初に覚えることは、「ドレミファソラシド」。三線では、それを「四・上・中・尺・工・五・六・七(よん・じょう・ちゅう・しゃく・こう・ご・ろく・なな)」に置きかえて覚えていきます。

生徒さんは指づかいを何度も練習します。

「指がすぐ伸びないですね。そこにすぐいかないから」

 田中講師が手本を示しました。「カンカン!」と小気味よい音です。

「こういう勘所の音が出てくるように。指に癖をつけると良いですね。正確な音を聞いて、そこを押さえる習慣をつけてください」

 生徒さんは何度も練習を繰り返しました。







一緒に弾いて、歌い、そして踊る。

三線「仲間」って、いいな。





さて、レッスンが始まって10曲以上はもう弾いています。「島人ぬ宝」を弾き終わって、田中講師が言いました。

「ここでもちゃんと歌ったほうがいいですよ。家では多分歌っているでしょう?」

生徒さん二人は笑いながら、こう答えました。

「弾くだけでいっぱい、いっぱいです。譜面も見ていないと」

「勘所を覚えたら、今度は譜面を覚えること。歌詞だけを見て歌えるように、1曲千回弾いて練習してください」

千回も弾けば指が覚えるし、いつも歌っていたら、メロディも頭の中に入ってくるということですね。上達するには、弾きたい、歌いたいという気持ちが大事なのです。

「最後に、弾き慣れていない曲をしましょう。奄美民謡の花」

生徒さんが弾き終えると、「ヨッシャー!」と田中講師。約1年で、こんなに上達できるのですね。

「微妙な音色は、これからの練習次第ですから。今秋の木下楽器店の発表会に、このお二人は初めて出演します。どの曲にしようかと考えていますから、楽しみに!」

三線を習えば、一緒に弾いて、歌い、そして踊れる「三線仲間」。そんな楽しい楽器なのだとよく分かりました。




マイ「三線」で練習です!



生徒さんのインタビュー


涙そうそう」「花」・・・。

みんなが知っている曲を演奏し、

歌ってみたい。







練習を終えた生徒さんお二人にお話をうかがいました。

藤 浩子さん  レッスン歴1年


私は、知人が三線を上手に弾いていたので、いつか自分で弾きたいなと思っていました。その人は沖縄で習った方。久留米では木下楽器店で習えると知って入会しました。
三線の魅力は音色。三線を弾くこと自体はそう難しくないと知人も言っていましたし、田中先生が分かりやすく教えてくださるお陰で、どうにかここまで。勿論、極めようとすると難しいです。自分の家ではうまく弾けているようでも、教室で弾くと速さと音色が違うことが分かります。
誰でも知っている曲を、譜面を見ずに弾けるようになりたいです。



加藤 里美さん レッスン歴9ヵ月

 
沖縄が好きで行っていたのですが、DVDで三線の曲を聞いているうちに、自分でも弾けるようになればいいな、弾いてみると楽しいだろうなと思ったのがきっかけです。
三線は音色が素敵だし、歌詞もすばらしい。それまで知らなかった民謡も好きになりました。習い始めた頃は、つっかえてばかりでしたので、家族も「あれ」という感じで。でも最近は、「うんうん」という感じで聞いていますね。いつか、人前で、
涙そうそう」や「花」などの曲を、ちょっと三線を持ってノリでさっと弾けるようになりたいと思います。







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| オリジナルレッスン レポート | 11:09 | - | - | pookmark |
第46回  ヴォーカル講座 レッスンレポート

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今回は、木下楽器店オリジナルレッスン・ヴォーカル講座のレッスンをご紹介します。講師は、谷口佳子さんです。木下楽器店クルメセンター(天神町)のスタジオにお邪魔すると、個人レッスンが始まったばかりで、和やかな雰囲気。今日の生徒さんは、矢野美津子さん(仮名)です。月2回、1回60分のレッスンに通い始めて半年とのこと。シャイな方ですので、お顔の写真はあまり出せないのが残念ですが、谷口講師とのワンツーマンのレッスンを心から楽しんでおられました。



好きな曲を、思いきり歌うって、

こんなにも楽しい、気持ちいい! 




レッスンは、まず発声練習です。谷口講師のピアノ伴奏に合わせて、矢野さんは腹式呼吸でハミングをしました。

「ウ―、マ―」

講師も一緒に歌い、音程を変えて何回も繰り返します。

「口腔内の響きと鼻腔の響きをうまく出せるように。喉は痛くないですか?」

「最近、歌っていませんので。仕事で大声を出していますし」

 生徒さんの喉の状態を聞いて、講師はアドバイスします。

「張り切って声を出さずに。ゆっくり声を温めましょう」

次はリップトリルとタングトリル。息を吐きながら唇と舌をブルブルと震わせます。声帯をゆるめる効果があるのです。

「イー、イー、イー」

「力を抜いてください。高くなった時、声に緊張した感じが」

腹筋だけ力を入れて、他のところは力を抜く。難しそうですが、次第に、矢野さんの声に張りが出てきました。

「ベイ、ベイ、ベイ、ベイ!」

「キュート!すばらしい!」と、講師が拍手をしました。

「声の出方が良くなってきました。矢野さんは、美しいクラシカルな声質。もう少し張った感じで出せるようになると、MISIAの曲も歌いこなせますよ」

「そうですか」と、矢野さんも嬉しそうな笑顔です。

 ここまで約20分間、発声練習で身体も温まりました。



腹筋以外に力は必要ないですよ。

力を抜いて!

講師の言葉が、背中を押す。

ああ、うまく声が出た。





講師が寄り添うように、コツをアドバイス。

だから、必ず歌が上手になる。




 次に、
ヤマハが運営するインターネットのカラオケサイト「パソカラホーダイ」を使って、生徒さんが選んだ課題曲を練習します。矢野さんは、MISIAの「Everything」。マイクをもって歌う矢野さんの横で、講師は一緒に歌うように耳を傾けます。

「息が続かないです」と矢野さんが話しました。

うまく喉を開放できれば、テクニック的にはほぼ完成です。メロディをリップドリルでやってみましょう」

さっき練習したリップドリルで、講師が手本を示しました。次は生徒さんがBGMに合わせてリップドリル。

「今度は歌詞でうたってみましょう」と、講師。

You're everything You're everything  あなたと離れてる場所でも・・・」

「どうでした?」

「歌いやすかったです。確かに違いますね」

「リップドリルは、声帯がゆるむ以外に声の出る音圧を安定させます。声が出にくいときは効果的ですよ」
 
生徒さんの歌を聴きながら、講師は個性を伸ばしていける発声法を取り入れてレッスンを進めていくのですね。


カラオケサイト「パソカラホーダイ」


世界でひとつだけの声―。

私の「個性」が引き出されていく。






レッスンの途中で、講師は矢野さんに話しました。

「マイクの性能をフルに使いましょう。語り、サビの部分で、近づけたり遠ざけたり。そうすると歌全体のバランスがよくなります」

アドバイスを受けて、矢野さんの声にも響きが加わってきています。

「愛しき人よ、の所は、切なさを入れましょう。息感とか」

何度もお手本を示す谷口講師。うなづきながら、矢野さんは楽譜に書き入れました。

「感情を入れていきましょう。MISIAになりきって」

 フルコーラスを歌いあげる矢野さん。最初の時に比べて、情感たっぷりの見事な歌声でした。矢野さんも嬉しそうです。

「これまでで、一番気持ち良く歌えました。この曲は無理かなと思ったことも。でも、自信がもてました」

「大丈夫です。この出来ならばカラオケ大会にも自信を持って出場できます。次回は新しい歌に。好きな曲を何曲か選んで来てください」
 こうして、講師の指導通りに曲のポイントを一つひとつ押さえながら練習をすれば、歌が上手になるのですね。





 

生徒さんのインタビュー

ここで、思いきり歌うと、気持ちいい。

ストレス解消にもなっています。


 

矢野 美津子さん(仮名)  レッスン歴 6ヵ月

 

―ヴォーカル講座のレッスンに通うようになった目的は?

 

昔から歌は大好きでしたので、いつか歌をちゃんと習いたいという思いは若い頃からありました。ここで、先生とマンツーマンで練習し、思いきり歌いたいと思って通い始めました。

 

―とても素敵な歌声。もともと歌がお上手なのでは?

 

いえいえ、自分では個性のない声だと思いますし、大学の教育学部でクラシック的な歌い方は少し学んだのですが、そういう歌い方しかできないのです。ジャズやポップスなどを歌う自信がありませんでした。カラオケではかなり歌い方が違いますので、このレッスンを始めて良かったと思います。

―谷口講師と矢野さん、一体感のあるレッスンだと思いました。

 
谷口先生はとても分かりやすく教えてくださるので、ああ、そうなんだ、と一つひとつ、自分なりに理解できて練習しています。私に合った発声法をいろいろ取り入れてくださることがすごいですね。それに、素敵な先生だから、ぜひ、皆さんにお薦めです。

 

―カラオケ大会も大丈夫!と講師から太鼓判が。
 
ストレス解消にもなっていますか?

 

毎回、教室で、このように歌わせていただければ満足です。自信はまだありませんが、楽しく、気持ちよくレッスンを続けて、少しずつ歌えるようになっていけたらいいなと思います。

確かに、ここで歌い終えて帰る時は、楽しくてルンルン気分になります。レッスンを受けていることは、家族にまだ話していません。レッスンを終えて家に帰ったら、今日は何か機嫌がいいな、と家族は思っているようですよ。

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| オリジナルレッスン レポート | 13:43 | - | - | pookmark |
第36回 オリジナルレッスン カホン科 レッスンレポート


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今回から、木下楽器店オリジナルレッスンの講師インタビューやレッスンの様子を紹介していきます。オリジナルレッスンは、講師が独自にテキストを用意し、生徒さんのペースに合わせてレッスンを進めていくコースとお聞きしました。ピアノやバイオリンなどはもちろん、三線や二胡、マリンバなど個性豊かな楽器のコースもあります。

初回は、カホン科の古賀俊作講師のレッスンにおじゃましました。カホンの外観は「ただの木箱」。その上に座り、基本的には「素手で叩く」というシンプルな打楽器です。
 さあ、1時間のグループレッスン、始まります!




カホンのリズムって、楽しい!

うまく叩けた時、


幸せな気分になる。




レッスンは、基礎練習から始まりました。古賀講師は、ホワイトボードに書いた4つのリズムを指示していきます。

「1番から。ドタタタのリズム。ゆっくり叩きましょう」

4つのリズムの叩き分けの練習です。

生徒さんは、メトロノームのリズムに合わせて打面を叩き始めました。教室に、木のぬくもりを感じさせる心地良い音が響きます。

「ドタタタ ドタタタ ドタタタ」

講師は歌うような「口ドラム」と手拍子で、生徒さんの背中を押していきます。

「次は2番。タドタタ」

カホンの魅力は、手の当たり方や打つ場所によって様々な音を出すことができること。生徒さんは叩く位置などに気をつけて両手を動かしていきます。

「1番から4番まで。ドタタタ タドタタ タタドタ タタタド 繰り返しましょう」

生徒さんの笑い声。間違えたようですが、講師が「問題ないです!」とにっこり。皆さん、肩や手首の力を抜いてリラックスした表情です。叩くのが楽しくてたまらないのですね。








バンバン叩いて、

身体で覚える。

基本のリズムをつかみたいから。






「今日は、レイラ(Laylaを完成させましょう」

エリック・クラプトンの代表曲として有名です。講師が用意した楽譜には、フレーズにA、B、B2と書かれています。

「B2のところを叩いてみましょう。ドッタ チャーン…というリズムがポイントでしたね」

生徒さんは、そこがうまく叩けないようで、「うーん」。

「大丈夫。では、AとBのリズムを復習しましょう。基本的なリズムの復習です」

メトロノームを使い、講師は「口ドラム」。右手と左手の使い方で迷っている生徒さんに身振り手振りで教えていきます。

「ゆっくり。ドッタド ドッタッ 右右 左右。OKです。これがAのパターンです。手は落ち着きましたか?」

「どっちの手で練習していたか、思い出せなくて」

「良くなっていますよ。ここは、しっかり練習ですね」

生徒さんは叩きながら、メモしたり、教え合ったり。和気あいあいとした雰囲気ですね。次第に皆さんのリズムが合ってきました。


もっと楽しみたい、

あのフレーズ、

もっときれいに叩けたら。







自分でアレンジして、

得意なフレーズを発見する。

自由に叩く楽しみ。





「今度は、レイラの曲を流します。AとBのパターンが基本のリズム。使い分ける練習をしましょう」

エリック・クラプトンの歌声が聞こえてきました。生徒さんは楽譜を見ながら真剣な表情。

「OKです。楽譜をそのまま再現しようとすると難しい。B2、B3と書いている所は、Bのパターンで叩いていいですよ。ギターソロのところは、Aと同じ」

 生徒さんは、フレーズの説明を書きとめて、繰り返し叩いていきます。一通り、曲を叩き終えて、講師はにっこり。

「では、最初からやってみましょう。AとBのリズムに飽きてきて、余裕が出てきたら、鮮やかな感じでフレーズを叩いてみてください。AとBにアレンジして、フレーズを加えていく。曲の流れに乗ってやっていきましょう」

 いい感じの演奏。生徒さんは満足そうに叩き終わりました。

「最後にもう一回、今からライブ!という気持ちで。できることを精一杯やってみましょう」

曲が流れて、さらに皆さんの顔が生き生きと。クラプトンと共演している感じで、楽しい練習です。

「ばっちりです。練習すれば、これで、レイラは叩けますよ」

こうして、一曲一曲仕上げていくレッスン。カホンで何か曲を叩けるようになりたい。そんな目的をもった人にぴったりのレッスンです。

 





■レッスンを終えてー

 

カホン仲間とコミュニケーション―。

いろんな曲が叩けたら、楽しい。






生徒さんの声です

中園 桂子さん カホン歴 約3年

 

実は、最初、椅子を探していたのです。木下楽器店の発表会で、カホンの演奏を見ていましたので、これなら叩くのもいいし、椅子にも使えると思いました。ヴォーカル科で学んでいた時、リズム感をつけたいなと思っていたので、これで上手になるかな、とも。リズムを叩くというのは面白いし、気持ちいいですね。リズム感に自信がなくても、カホンは気軽に誰でも始められます。いろんな曲が叩けたら楽しいと思いますので、練習を続けたいです。

 

久世 耕一郎さん カホン歴 約2年

 

ロックバンドでドラムを担当しています。アコースティック系の曲を始めた時にボンゴを習おうと思ったのですが、木下楽器店のスタッフから、「今は、カホンですよ」と勧めてもらったのです。いろいろな音が出せるので、面白い。それに奥が深い。プロの演奏は、ブラシ、マレットで叩いたり、足のかかとで叩いたりと、すごい。今、別のアコースティックバンドでは、サポートでカホンを叩いています。ドラムで叩けるリズムくらいはカホンで叩きたいので、勉強したいと思います。


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カホンです。

後ろに、こんな穴がありますよ。

確かに、椅子にもいいですね。

ちょっと台所なんかに置いて、料理の合間に、叩いちゃう。




田中  敬子 フリーライター

Tanaka keiko  freelance writer


印刷物企画・取材編集のオフィスケイ代表も務める。

久留米市や企業、医療法人の広報紙、会報誌、記念誌、本、HPなどを

中心に、企画・取材編集・執筆をしている。

著書「石橋正二郎物語」、編集「よかとこ久留米ものしり事典」他


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