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今回は、オリジナルレッスン、マリンバ科の田代佳代子講師にお話をうかがいました。小学1年生の時に木琴教室へ通い始め、後に音楽の道へ。故郷久留米へ帰って来た20年ほど前、木下楽器店の前社長が「珍しい楽器だから」と応援し、マリンバ教室を立ち上げることになったといいます。ほめて育てる音楽教育の大切さ、マリンバの普及について思いを語る田代講師。真摯な態度と柔和な笑顔の素敵な講師です。
マリンバの魅力は、「音」と「動き」。
自分のスタイルで楽しみましょう。
マリンバ科 田代 佳代子 講師

―マリンバという楽器は、分かりやすく言えば「木琴の大きいもの」と言われています。
やわらかい音色が印象的な楽器ですね。
あたたかく、心にしみてくるような、やさしい自然の音色です。マリンバは木の音板を叩く楽器ですので、弾いていて、風や土の音、香りを感じますし、癒されます。これまでさまざまな楽器を学んできましたが、マリンバに行き着いた理由は、人間にとって自然で、馴染みやすい木の音色に惹かれたということです。まるで、言葉を超えてお喋りしながら音をつむいでいるように感じます。
―演奏を拝見すると、華やかな動きの演奏スタイルも、とても素敵です。
マリンバの魅力は、音と動きです。子どもは、「叩く」、「動く」楽器が大好きですし、大人にとってもおもしろい楽器だと思います。各地で演奏活動をしていますが、駅のコンコース、広場などで演奏していると、買物などでたまたま通りかかった人たちが足をとめて、曲が終わるまで帰ろうとしません。時には、アンコールの声まで出ることがあるのですよ。聴いていて、見ていて、楽しいと感じていただける楽器なのだと実感します。
―生徒さんは、小学生から70代までの皆さんとお聞きしました。
老若男女を問わず始められる楽器ですね。
叩けば音がでるので、始めやすい楽器です。それに、使うのはバチ。「指使い」を気にせずに、いろいろなメロディーを自由に弾くことができます。マリンバは幼稚園や小学・中学校にありますし、老人福祉施設でも見かけます。右手と左手を打ち下ろして弾くという動作は、高齢者にとって訓練になるのです。仕事帰りにマリンバレッスンに通い、ストレスを発散する男性もいます。
―楽譜が読めなくても、上達できるのでしょうか?
生徒さんで一番多いのは40、50代の皆さんで、楽譜は読めませんが、と話される方が多いです。そうはいっても、皆さん、五線譜は読めますから、初歩は誰でも知っている曲から始めます。例えば「きらきら星」を弾きましょうと。次第に耳で覚えて、音板をきちんと叩けるようになります。一オクターブ中での練習をゆっくりしてきますので、大丈夫です。
―どこをどう叩けば良いのか…。
こうして近くで見ると、大きい楽器ですね。
皆さん、最初は大きさに驚きますね。月2回、遊びのつもりで来てください。けん盤の並びがピアノと同じですし、続けていくうちに、1、2ヵ月でメロディが弾けるようになります。3ヵ月、半年、そして1年続けてみて、家でマリンバを弾きたいなと思ったら、楽器を揃えるのもいいでしょうね。ある主婦の方はマリンバをリビングに置いて、家事の合間に楽しんでおられます。
―音楽のある暮らしですね。
講師歴18年のご経験で、心がけていることは?
音楽は、字のごとく音を楽しむものです。最初、生徒さんに、どういう音楽を弾きたいのかお聞きします。すると、ジャズは弾けますか?美空ひばりの歌は弾けますかと。弾きましょうと答えます。もちろん、基本的な練習はしていきますが、どんなジャンルでも良いので、自分のスタイルでマリンバを楽しんでほしいですね。それが音楽の素晴らしさ。家で練習できなくてもいいので、教室でしっかり叩きましょうと。レッスンを終えて、笑顔で帰っていただきたいと思っています。
―最後に、メッセージをお願いします
マリンバは、1曲弾けるようになったら、次にアンサンブルの楽しさもあります。教室にはマリンバを2台用意し、ある程度生徒さんがメロディを弾けるようになると、私がもう一台で伴奏をします。部屋中がマリンバのサウンドに包まれて、生徒さんも笑顔に。この楽しさを身体で感じてほしいと思います。ぜひ一度、マリンバを叩いてみてください。
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田中 敬子 フリーライター
Tanaka keiko freelance writer
印刷物企画・取材編集のオフィスケイ代表も務める。
久留米市や企業、医療法人の広報紙、会報誌、記念誌、本、HPなどを
中心に、企画・取材編集・執筆をしている。
著書「石橋正二郎物語」、編集「よかとこ久留米ものしり事典」他